2023年08月07日

台風6号が過ぎて

令和5年8月7日(月)

沖縄地方を長時間に及ぶ非常に強い風雨で襲った台風6号は県内各地で大きな被害の爪痕を残しました。
今のところ、本園および本園の関係者においてはニュースで報道されたような大きな被害は園の近隣では確認できていないですが、他の市町村では、停電や断水等の生活面で大きな支障を被ったようです。中には、自宅の駐車場に止めていた2台の自家用車が水没してしまい使用不能に追い込まれたとの報告も上がってきています。人命に直接関わることでなかったのが心の救いですが、家の中まで水が入り込んでいたらと考えると、なんて恐ろしいことでしょう。沖縄本島への直撃ではなかったのにもかかわらず、県内広範囲にわたってこれほどの被害と長期間にわたる暴風雨を巻き込ん台風は、数十年に一度の事だと言われているようです。

当園にとっての今回の台風は、「自然に生かされている私たちですが、時には猛威を振るう自然であることも子どもたちにしっかり心に留めさせることを改めて教え込まれた台風」であったのかもしれません。

そこで、早速ですが、今日の一篇。

 風

ある日風が
露にささやいた
わたしたちを
さぞうらんでいるでしょうね
せっかく美しく光っているのに
散らしてゆくのだから

いいえすこしも
うらんでなんかいません
わたしたちは
玉となった瞬間の喜びで
生きているのですから

露たちはそうさわやかに
こたえるのでした


「引用/著書:詩集 詩国/著者:坂村真民/発行:大東出版社」

 


坂村真民先生だからこそ、そのように言えるのでしょうか。子どもたちが育てた野菜であろうと、農家の方々が育てた野菜であろうと関係なしにすべてをふっ飛ばしてしまう台風に「いいえすこしも うらんでなんかいません わたしたちは 地上に芽をを出し、枝を伸ばし、花をつけ、実を結んだそれぞれの瞬間の喜びで生きているのですから」と、ゴーヤーたちは そう爽やかに こたえてくれるのでしょうか。そのようにこたえてくれるものと信じたいものです。いや、そうでなければ今回の台風にあたって子どもたちに示しがつきません。

と、言いますのは、今回ゴーヤー棚で元気で育っていた野菜を全部吹っ飛ばしたのは台風でも暴風でも風でもありません。ネットに巻き付いて茂っている野菜を丸ごとネットも含めて取っ払ったのは人間であって私たち職員がやったのです。台風対策のために。鉄パイプで頑丈につくられたゴーヤー棚が風で吹き飛ばされないようにと、壁になって風の力を受けそうなものは全て取っ払って骨組みだけ残して、ロープでコンクリートの建物に幾方向から縛り付けたのです。もし、ゴーヤー棚ごと吹き飛ばされて2次被害、3次被害を招かないようにとった対策でした。猛威を振るうこともあるのは自然だけではなく、自然の一部としての人間にもあることを子どもたちが大きくなって理解してくれることを信じています。よく医療の世界で「鬼手仏心」という言葉があると聞きますが、それには遠くて近い心として、人間にも鬼の手に見えるところがあることも仏心から来るものである事もあるということを。(けっして、大人の子どもたちに対する暴力・暴言にも善があると言う意味を含めておりません)



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暴風警報が解除されて見回りに来た畑のゴーヤー棚の様子です。
(8月6日19時頃)
「あ〜、よかった、ビクトモしていない!」
が、正直なところの感想でした。




posted by 子どもの森保育園 at 16:50| Comment(0) | 日記

2023年07月20日

すべては光る

令和5年7月20日(木)

沖縄地方は今日も暑い直射日光の日が続いています。梅雨明け以来、連日太陽光線が肌に差し込むような日が続いていますが、来週から始まるプール遊びや水遊びを楽しみにしているようです。お散歩で出かける安良波公園のアラハビーチには観光客をはじめ多くの小さいおともだちが海水浴を楽しんでいる様子が見られるので、早く水と戯れたいことでしょう。

さて、今日のテーマはメロンです。一昨日、スイカ(水瓜)を取り上げましたが、ウオーターメロンとも言われているようです。スイカは水分の多いメロンという呼び名ですので、同じ瓜の仲間のようですけど、味も見た目も当然違って好きなものの比較がよくされる野菜(果物?)ですよね。どちらも大好きというお友だちが多かったため今年も両方植えたようです。そのメロンの収穫の様子を紹介します。

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先生の手助けを嫌がって、「自分でやる!」と、自身の両手を使っての収穫です。
自分でやれることが多くなって先生を困らせることもあるそうですが、
「子どもたちが、ひとりで できるように てつだう。」
ことを基本に置いているとのことです。


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こちらでも自身で収穫の体験をしました。お店で見る
メロンより、きっと美味しそうに見えているでしょう。
いや、ペットのように抱っこしていたいかもね。

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両手で力を込めてハサミを入れています。
ハサミの奥を使わず先っぽを使っているのは、
きっと、他の枝葉を切り落とさない配慮なのでしょう。
切り取った後の表情は、
「どうだい、やったぜ!」
ですね。


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収穫したメロンは厨房の先生にお願いして七夕ゼリーに
料理してもらいました。自分たちで育てたメロンがゼリーに
変わっていただく経験を味とともにしっかり身体に染みつけた
ことでしょう。

そこで、今日の一篇。

すべては光る

光る
光る
すべては
光る
光らないものは
ひとつとしてない
みずから
光らないものは
他から
光を受けて
光る


「引用/著書:花ひらく 心ひらく 道ひらく/著者:坂村真民/発行:講談社」


メロンがたとえ
光ってなくても
他から光を受けて
みずみずしく光る

ぼくらも同じだ。
必ず光る




posted by 子どもの森保育園 at 18:54| Comment(0) | 日記

2023年07月18日

スイカの たね

令和5年7月18日(火)

サマーキャンプを終えておともだちは皆、元気に登園してききてくれました。保護者の皆様からも、お家で「とても楽しかったようで、いっぱい楽しかった話をしてくれました。」とか「1日宿泊しただけで、すごく、お兄さん(お姉さん)になったようです。」等といったお話がたくさん聞かれ私たちも皆嬉しく思っているところです。ありがとうございました。

さて、本ブログは本来、おともだちの「ハルサー活動」を中心とした記事を投稿していくのが趣旨ですので、今年度もいつものように4月から野菜作りをしていますので、遡った形になりますが所々紹介できる限りアップしてみたいと思います。

まず、今年、6月半ばから末ごろのスイカの収穫の様子です。4月に苗植えしたスイカはどんどん成長し、たくさんの甘いスイカを収穫することができました。その様子を写真で紹介します。


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一生懸命育ててきたスイカ。大事に大事にしてきただけに
ハサミを入れるのは緊張するのでしょう。丁寧にゆっくり
切りました。切り取った後は嬉しそうにしています。
「世界に1個しかない美味しいスイカですよ!」と、言いたげですね。

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「わたしがとったこのスイカこそが世界で一番美味しいよ。」
「どう、かたちも色も立派にできているでしょう。」
「わたし、いっぱいお世話したんだよ。」
と、言いたげです。


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「僕のスイカも見せてあげるね。」
「雑草とりも水やりも毎日やったからね。」
と、先生の手を借りながらハサミを入れました、
すると、そのスイカを抱き上げ
ニンマリした表情で見つめ合っていました。
とても嬉しいんでしょうね。


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収穫用のザルカゴを頭に載せて売り歩きするつもりでしょうか。
「スイカはいらんかね〜、とても美味しいスイカですよう!」
テレビで見た昔のおばあちゃんが野菜を売り歩く様子を真似ようとしたけど
ザルの上下がひっくり返ってしまいましたね。
頭に乗せるなんて、昔のおばあちゃんたちはとても器用だったんでしょうね。


収穫の後は、厨房の先生にお願いして2〜3日十分に冷やして貰ってからおやつに出してもらうことになりました。



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どうですか?
さすが厨房の先生ですね。
みんながごちそうできるようなサイズでピッタリ切ってくれましたよ。


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お味はどうですか?
「美味しい!!」
喜びの声が上がります。


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嬉しさに満ちたこの表情。
見る側も幸せな気分にさせてくれます。
スイカは、本園の給食でデザートとしてよく出ますが、
厨房の先生たちもがびっくりするほどの出来栄えだったようです。
とっても甘く皮も薄く種と表皮以外は全部美味しく食べられました。
正直言って、給食で出てくるスイカ以上に美味しかったですよね。

そこで、今日の一篇。

スイカの たね

ひとつぶの
スイカの たね

だれの じゃまにも ならないように
うちゅうを
こんなに 小さく くりぬいて
ここに おらせて もらっている
あの あまい
あの まっかな
あの でっかい
あすの スイカたちの
とうも じゅうごも 二じゅうもの
うずまく いのちを むねに

しあわせそうに
ひっそりと

うらがえせば
ただ うらがえされたまま


「引用/著書:まど・みちを詩集/著者:まど・みちを/発行:角川春樹事務所」




そんな、「スイカの たね」のようでありたいと思っても、その種をとってないことがハルサー自体失格と言われても仕方ないほど根本的に及ばぬ自身に気付かされます。




posted by 子どもの森保育園 at 18:16| Comment(0) | 日記